眩暈 回転性の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
58歳 女性
1か月ほど前から回転性の眩暈の為、病院に行ったが特に改善されず、
脳の検査をしてもらったが異常はないため、漢方薬で何とかならないかと来店されました。
詳しくお話しを伺いましたら疲れが溜まっておられて、顔色は黄色く、食欲もない状態のようです。
ストレスやイライラで眩暈が酷くなり、便秘しやすく、食事はほとんどとれていないようです。
閉経は54歳、最近、手と足の湿疹もあり痒みもあるようです。
舌を見せてもらうと紅で苔はない状態です
コレステロールも高いので、血液をサラサラにする漢方が良いと聞いてきたとの事です。
中国医学では『気血両虚(きけつりょうきょ)』『肝腎陰虚(かんじんいんきょ)』
『肝気鬱血(かんきうっけつ)』の状態と見受けられました。
そのため、体力を補っていく漢方、腎機能を良くしていく漢方、気の巡りを良くしてストレスを晴らしていく漢方をお渡ししました。
すると2週間ほどで食欲もわいて眩暈が起こらなくなってきたという報告を受けました。
胃腸が強くなったようで、今まで刺激物や脂っこい物を摂ると体調を崩していたが、ならなくなったという報告を受けました。
皮膚の痒みは特にお薬を渡していないため変わらない状態です。
N様は体調がいいという事でもうしばらく、同じ漢方薬を続けたいという事で飲んで頂いております。
炎症のない乾燥が酷い老人性掻痒症の場合は、皮膚の乾燥をとって
皮膚のバリアー機能を維持する漢方などをよく用います。
外用のスキンケアには皮膚の保護作用や皮膚の再生を促すローションと
クリームを塗っていくことで乾燥や痒みは改善されると思います。
眩暈はひとりひとり自覚症状が違う為、誰にでも効く物はありませんが、
体質や症状によって必要な漢方薬を使う事で改善される方もいらっしゃいます。
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